安曇野の道祖神

2015-01-14
長野県の安曇野は道祖神が多い事で有名です。そして、あちこちに石塔が集まった場所があります。下の写真のように屋根がつけられている所も多々見られます。

安曇野の道祖神1

観光客の方など、これら石塔を全て道祖神だと思っている人もいたりしますが、そうではありません。下の写真で言いますと、右端が安曇野に多い双体道祖神です。その隣の庚申塔は庚申信仰と言って中国の道教の三尸説なるものに、仏教や神道、民間信仰などが混じりあった複合信仰です。その隣の二十三夜塔は月待信仰という民間信仰ですし、その隣の融通念仏塔は融通念仏宗という浄土教の宗派のようです。

安曇野の道祖神2

これ以外にも、大黒天と馬頭観音は一緒に並んでいるのはよく目にしますし、菩薩像や神道の祠、果ては戦没者の慰霊塔までが並んでいる事もあります。つまり宗教や祈りの対象はバラバラなのです。

こういった石塔を建てる事が出来た場所は、その地域でも決められた場所に限られていたのでしょう。そして、その時々の信仰や祈りの対象によって建てられ、時代を経るにしたがって数を増やしてきたもののようです。

だから、こういった場所を見れば、その地域の信仰と祈りの歴史を見る事ができると言ってもいいかもしれません・・・。

そして、これだけバラバラの宗教や祈りの対象物が一カ所に並べられ、しかも、現在でも地域の人たちに大事に祀られているなんてのは、世界広しといえども日本くらいのものかもしれませんね・・・。(^^;

スポンサーサイト
tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://yamuralife.blog.fc2.com/tb.php/595-9088ff45

<< topページへこのページの先頭へ >>